2009年フォーラム

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日時  
2009年12月3日(木)13:30~15:00
 
会場
パシフィックセンチュリープレイス丸の内 22階
東急リバブルソリューション事業部内 会議室
東京都千代田区丸の内1丁目11-1

 

【講演】 ズバリ!民主党の都市・住宅・不動産政策は、こうなる
《要 旨》静かなる革命によって鳩山政権が誕生してからまだ3ヵ月有余。連日のようにマスコミを通じてその活動状況が国民に報道される。ところで、今後の都市・住宅・不動産政策がどうなるかについては、いまのところ全体像が伝わってこない。再開発・新規開発・リノベーションを内需の柱としてどう進めるのか。住宅ローン関連の住宅競売が増えているという。住宅政策、住宅税制はどうなって行くのか。銀行は資金をダブつかせ国債購入を増やしているのに、民間にはおカネは回って来ない。「貸し渋り対策法」に期待していいのか。
前田 武志先生
講師:


前田 武志 先生
「民主党住宅ビジョン」座長
民主党 参議院議員 常任幹事会議長
 
<<講演ダイジェスト>>
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8月30日に政権交代がなされ、民主党が考える今後の都市・住宅・不動産政策のビジョンをご講演いただきました。
【住宅リフォーム大作戦】
サラリーマンにとって唯一の資産であるマイホームは、新築から20年程経てば資産価値はゼロ、産業廃棄物にもなりかねない。地方に行けばゴーストタウンになりかけている住宅地だってある。そこで民主党は、全国にある5,700万戸あるマイホームを対象とした総合住宅政策の「住宅リフォーム大作戦」を行う。

「住宅リフォーム大作戦」のダイアグラムは下図のとおり。マイホームに省エネ・耐震・健康改修のリフォームを施すと共に、不動産流通市場(いつでも貸せる、売買できる)の活性化を促進し、それに伴い資産価値もアップする。
住宅リフォーム大作戦
【木の文化の再生】
リフォームに国産木材の利用することでカーボンオフセットを進め、「木の文化」を再生する。
住宅リフォーム大作戦の中のキーワードで250万戸とあるが、なぜ年間250万戸かというと、麻生総理(当時)が、CO2削減目標を8%減(1990年比)としたが、これを達成するためには年間50万戸省エネ改修が必要。ならば民主党が掲げている2020年までに25%削減では、250万戸の改修が必要ということである。更なる省エネ対策として、省エネ対策の改築をされた方にはエコポイントを贈呈するなどして、積極的にリフォームの普及に努めていくつもりである。
【質疑応答】
Q1:
民主党のマニフェストで「仲介手数料の両手禁止」が取り沙汰された問題について、先生はどのように考えておりますでしょうか?
(SATAS佐藤)
質疑をするSATAS代表 佐藤
 
A1:
仲介業者の両手取引は古くから続いており、今後検討するにしても業界の慣習や意見を踏まえ合理的であるならば、両手は存続していくだろう。
Q2:
資産価値を落とさずに長期的にいい住宅をつくるためには、どうしたらよいと考えていらっしゃいますでしょうか?
(東急リバブル 勝俣様)
質疑をする東急リバブル 勝俣様
 
A2:
長期優良住宅という制度があるが、関東では1件も建っておらず、建築基準法の要件をクリアできない為だと伺っている。住宅局にも話を聞いたが、担当者も木の文化や木造に関する知識を持ち合わせていないというのが実態であり、これでは本当によい住宅がつくれるはずがない。

日本の木造軸組工法(在来工法)は、基礎をよく固め、柱と梁を組み合わせた工法であり、古い集落の古い家では地震に強く地盤のしっかりとした水害のないところに建てられている。私の地元である奈良県吉野では、700年近く建っている家もある。鉄筋コンクリートは、せいぜい100年少々の歴史しかないが、古来からの伝統ある「木の文化」にもっと敬意を表してもらいたい。その思いが民主党の住宅政策の中に入っていることをご理解していだだければと思う。
Q3:
最近、公的なものが悪者にされることが多いが、住宅政策の中で公的住宅をどのように考えておりますでしょうか?
(住宅管理協会 宮本様)
質疑をする住宅管理協会 宮本様
 
A3:
公的住宅は党内でも重要視をしている政策である。これまで地方においては住宅公社を通して開発を行なってきた。本来、住宅弱者に対しての政策であるが、日本人の気質として定住志向があるため、やがて所得が大きくなっても既にコミュニティが形成されており出て行こうとしない傾向にある。導入モデルは欧米であるが、こうした文化の違い(定住志向)が公的住宅政策を行う上で1つのネックになっている。

平成20年度からの連結会計決算に変更となってから、夕張の破綻など地方自治体の財政の状況が手に取るように分かるようになった。市や町の一般会計では黒字の範囲で収まるように調整しているが、特別会計の赤字は膨大になってきている。住宅特別会計も財政赤字の原因のひとつであり、住宅交付金というかたちでフレキシブルに使えるような手当てにしてあるので、地域の特性に応じた政策選択、取り組みをしなくてはな